家族で容量をシェアできる格安SIM

「容量をシェアする」という聞きなれない言葉に、今ひとつピンと来ない方もいらっしゃるでしょう。簡単に説明すると、契約した月々のデータ通信量を複数のスマートフォン端末で共有したり融通しあうということになります。これまでは、1台ごとのスマートフォンの契約が基本でしたが、格安SIMの中には一つの契約で複数のスマートフォンを利用できるプランもあります。複数のスマートフォンを利用するために、SIMカードを2枚3枚と作ってもらい、それぞれの端末に差し込むことで使えるようになります。

例えば、一人で使う場合でも、スマホに1枚、タブレットに1枚というように複数の端末に使えます。これならば、テザリングする手間もかからず、テザリングが出来ない場合でもOKな有効な使い方といえるでしょう。

もう一つの使い方は、家族間でのデータ通信容量のシェアです。お父さんが格安SIMを契約して、お母さんとお兄さんと妹がそれぞれ一枚ずつSIMをもらいます。データ容量はお父さんの契約したSIMカードのデータ通信量量から消費されていきます。イメージとしては、お父さんが一皿の大盛フライドポテトをオーダーして、家族みんなで食べるという感じです。

ここでは、容量をシェアできる格安SIMとして、追加SIMにする形態が良いのか、余ったデータ通信量を翌月にシェアするのが良いのかも考えておきましょう。

 

格安SIMシェアの仕方

格安SIMで一番メジャーなシェアの仕方が、ある一定以上の容量のSIMを契約し、シェアSIMを(枚数は各MVNOで違いますが)利用すると、その容量から主SIMもシェアSIMも使うことができるというものです。他には、例えばマイネオなどは「パケットシェア」として、家族の繰越分を分け合えるというのもあります。

 

BIGLOBE SIMのシェア

通信容量を最大4枚シェアSIMを追加してシェアできるプランです。6GB以上のプランが適用です。BIGLOBEスマホ端末をシェアSIMと同時購入することもできます。契約者と利用者が別になるので、利用者として6歳以上の未成年でもOKなのが家族で使いやすいところです。このシェアSIMを使うには、初期費用には追加手数料の3000円+SIMカード準備料394円(税別)がかかりますし、シェアSIMも月額利用料がかかります。データ専用SIMだと月額200円ですが、音声付になると月額900円になります。音声通信SIMも対応ですが、主契約SIMがデータSIMだと、シェアSIMは音声付にはなりません。

 

OCNモバイルONEのシェア

OCNモバイルONEでは、10GB・20GB・30GBのコースで、最大5枚のSIMでシェアできます。つまり、契約したSIMの他に4枚ということになります。やはり初期費用が音声通話SIMなら3000円+394円×枚数ということになりますが、ここは手数料無料キャンペーンなどがある時を狙っていくと良いでしょう。例えば、音声通話SIM追加手数料が3000円×家族分3枚としたら本来9000円もかかるところですが、これが無料になるかもしれないからです。とりあえず、申し込む前にホームページチェックです。家族4人でシェアする場合、例えば20GBコースで、主契約SIMは月額4850円になります。これにシェアSIM音声対応SIMで1100円×3枚で3300円。合計月額は8150円になります。6GBを家族4人がそれぞれ契約すると月額は2150円×4人で8600円になるので、単純に計算してもシェアSIMはお得です。家族が均一に使わない、あまり使わない人もいるという場合も向いています。

 

エキサイトモバイルのシェア

元BBexciteのMVNOがエキサイトモバイルです。特徴は「使った分だけの支払い」というところです。細かい区分の価格設定で、自分に最適の価格で無駄なく使いたい場合に適しています。最初は100MBまで、次が500MBまで、次の1GBからは1GBずつの価格設定なのです。シェアSIMは1枚コースと3枚コースになっています。これは毎月料金一定のプランでも同じです。ただ、定額プランだと「余った容量がもったいない」ということになるので、これは次月に繰り越せます。